Villageナビシニアの住まいコラム
暮らしの安全・防災

シニアの停電時の情報収集|ラジオとスマホ充電を使い分ける

停電したとき、スマートフォンで情報を探し続けてよいのでしょうか。画面を長く見たり動画を再生したりすると、家族への連絡に必要な電池まで減ってしまいます。一方、ラジオだけでは、自宅周辺の停電範囲や建物設備の状況が分からないことがあります。 たとえば夜、部屋の照明とテレビが同時に消えた場面を考えます。まず身の安全を確かめ、次に周囲も停電しているかを見ます。その後、ラジオで広い地域の情報、スマートフォンで自治体や電力会社の更新、管理会社から建物固有の案内を確認します。 大切なのは、機器を一つに絞ることではなく、役割を分けることです。使う順番、確認時刻、充電方法を先に決めておきましょう。

停電直後は安全確認をしてから情報機器を使う

停電に気づいたら、暗い室内を急いで歩かず、手元の明かりで足元を確かめます。焦げた臭い、煙、火花がある場合は情報収集より避難と緊急通報を優先します。エレベーターは使わず、管理会社や自治体の指示に従います。

次に、自室だけか地域全体かを切り分けます。分電盤を確認する場合も、ぬれた手で触れたり、何度も入れ直したりしません。共用廊下や近隣の状況を安全な範囲で見て、停電情報は契約地域の一般送配電事業者の公式ページで確認します。

スマートフォンを開く前に、確認する項目を三つに絞ります。自治体の避難情報、電力会社の停電情報、家族からの連絡です。SNSの投稿だけで判断せず、発信元と更新時刻を見ます。

集合住宅では、地域の停電が復旧しても、給水ポンプ、オートロック、エレベーターがすぐ動くとは限りません。建物設備の復旧は管理会社の案内を確認します。

ラジオは広い地域、スマホは現在地の情報に使う

総務省の資料は、大規模停電でスマートフォンが使えなくなる場合を想定し、乾電池があれば聞けるラジオを災害時の情報手段として紹介しています。AM・FMや地域のコミュニティ放送を、平常時に一度受信しておきましょう。

ラジオは、気象、地震、広域の避難情報を音声で聞き続けるのに向いています。スマートフォンは、自分の市区町村、停電している町名、避難所の開設状況など、場所を絞った確認に向いています。

聞いた情報は、時刻と発信元を紙に書きます。「7時30分、市役所、防災メール」「7時45分、電力会社、復旧見込み未定」のように残すと、古い情報を新しいものと思い込むのを防げます。

候補の住まいを比べるときは、自治体の防災メール、防災行政無線の内容を確認する電話番号、地域ラジオ、管理会社の連絡方法を同じ表へ入れます。スマホだけ、掲示板だけに頼らない住まいを選びます。

スマホは確認時刻を決め、モバイルバッテリーを安全に使う

停電中は、スマートフォンを常に操作せず「毎時00分に10分だけ確認」のように時刻を決めます。画面の明るさを下げ、不要な動画再生や自動更新を止めます。家族とは次の連絡時刻を決め、何度も通話を試さないようにします。

内閣府は、携帯ラジオや携帯電話の予備バッテリーの充電確認を勧めています。月に一度、モバイルバッテリーを充電し、本人がケーブルを差し込めるか、残量表示を読めるかも確かめます。

NITEは、モバイルバッテリーに衝撃を加えると発火のおそれがあり、端子をぬらさず、充電には付属のアダプターを使うよう注意しています。落とした物、膨らみ、変形、異臭、異常な熱がある物は使い続けず、販売店や製造事業者へ相談します。

保管場所は直射日光が当たる窓辺や高温になる車内を避けます。避難袋へ入れる場合は、鍵や硬貨で端子を傷つけないよう保護し、重い物の下に置きません。

確認先を三段に分け、復旧見込みを断定しない

情報の確認先は三段に分けます。避難や気象は自治体・気象機関、地域の停電は一般送配電事業者、建物設備は管理会社です。同じ「停電」でも答えられる範囲が違います。

停電情報の復旧見込みは、作業や被害確認により変わることがあります。一度見た時刻を確定した約束として扱わず、更新日時を確かめます。医療機器を使う人は、一般的な復旧情報だけで待たず、機器提供者、主治医、電力会社へ事前に対応を相談します。

具体例として、地域の送電は復旧済みでも建物の給水ポンプが止まったままなら、飲料水を節約し、管理会社の点検状況を待ちます。設備室へ自分で入ったり、共用盤を操作したりしてはいけません。

決め手は、ラジオ・スマホ・紙の連絡先を本人が使えることです。保留点は、地域の放送局と建物設備の連絡方法です。次の確認先は自治体、契約地域の電力会社、管理会社です。Villageナビで候補を選んだら、見学時に災害時の案内方法も聞いてください。

まとめ

停電時の情報収集は、ラジオとスマートフォンを使い分けます。ラジオは広い地域の情報、スマホは自治体や電力会社の現在地に近い更新、管理会社は建物設備の案内に使います。スマホの確認時刻を決めて電池を守り、モバイルバッテリーは衝撃・水分・高温を避けます。復旧見込みは変わることがあるため、発信元と更新時刻を紙に残しましょう。

よくある確認事項

停電中はスマートフォンだけで情報を集めてもよいですか?

電池切れや通信障害に備え、乾電池式ラジオ、自治体の電話案内、紙の連絡先も用意します。スマホは確認時刻を決めて使います。

モバイルバッテリーは避難袋に入れたままでよいですか?

定期的に残量と外観を確認します。高温、衝撃、水分を避け、膨らみや異常な熱がある物は使用を中止して販売店や製造事業者へ相談します。

停電の復旧時刻はどこへ聞けばよいですか?

地域の停電は契約地域の一般送配電事業者、建物内の給水ポンプやオートロックなどは管理会社へ確認します。更新日時も見てください。

参照情報

内閣府・市原市地区防災計画「有秋南小学校区地区防災計画」確認日:2026-10-10
内閣府・総務省「地域密着のラジオ放送を通じた防災教育・地域防災力の強化」確認日:2026-10-10
内閣府「南海トラフ地震臨時情報が発表されたら」確認日:2026-10-10
NITE「携帯発電機・カセットこんろ・モバイルバッテリーの使用にご注意ください」確認日:2026-10-10
東京電力パワーグリッド「停電情報」確認日:2026-10-10

サービス・契約条件は物件や時期によって異なります。最新情報は各案内先でご確認ください。

← コラム一覧へ