シニアの食器洗い乾燥機事故を防ぐ|蒸気・洗剤・水漏れ
食器洗い乾燥機を安全に使う答えは、専用洗剤を使い、食器を詰め込み過ぎず、運転後すぐに顔を近づけないことです。床がぬれている、泡があふれる、焦げたにおいがする場合は運転を続けません。 たとえば、普通の台所用液体洗剤で下洗いした皿を、そのまま庫内へ入れる場面があります。少量の洗剤でも強い水流で泡が増え、水漏れや停止につながる場合があります。下洗いで使った場合は、十分にすすいでから入れます。 確認は、洗剤、食器の並べ方、扉と蒸気、床と電源の順です。ビルトイン型は勝手に引き出したり分解したりせず、異常があれば管理会社、製造事業者、販売店へ型番を伝えて相談しましょう。
洗剤は容器の表示を読み、食洗機専用だけを使う
Panasonicは、一般の台所用液体洗剤を少量でも使うと大量の泡が発生し、洗えなくなると案内しています。泡によって水漏れセンサーが働き、運転が止まることもあります。機種に合う食器洗い乾燥機専用洗剤を使います。
洗剤を別容器へ移すと、台所用洗剤との区別が難しくなります。元の容器のまま、眼鏡を掛けて表示を読み、投入場所と量を取扱説明書で確認します。粉、液体、タブレットのどれでもよいとは限りません。
手洗い用の洗剤で食器を下洗いした場合は、泡が残らないよう水ですすぎます。洗剤を多く入れれば汚れが落ちるとは限りません。計量しにくくなったら、付属の計量具やメーカーが案内する方法を家族と確認します。
誤って台所用洗剤を入れ、大量の泡や水が出た場合は、追加運転で直そうとしません。電源操作や排水方法は機種によって違うため、説明書の異常時対応を確認し、製造事業者や販売店へ連絡します。
長い菜箸や軽い小物は、回転部やヒーターへ落とさない
食器は、噴射する水が当たり、洗浄ノズルが回るよう、取扱説明書どおりの向きで入れます。かごから下へはみ出す菜箸、スプーン、軽いふたなどは、運転中に動いて部品へ触れるおそれがあります。
NITEは、スプーンなどが洗浄水で吹き飛ばされ、ヒーターを覆って過熱し、焦げたにおいがした事例を紹介しています。小物入れを使い、大皿や調理器具で扉を無理に閉めないことが大切です。
洗える物か分からない場合は、食器側と食洗機側の説明書を両方見ます。耐熱温度が低い樹脂製品、漆器、口の狭い容器など、機種や材質によって入れられない物があります。
詰め込み過ぎると、扉や水槽のふたへ食器が当たり、閉まりにくくなる場合があります。押し込んで閉めず、一度取り出して並べ直します。重い鍋を持つのが難しい日は、手洗いと分ける方法も選びます。
運転中と終了直後は、蒸気口や扉へ顔を近づけない
食器洗い乾燥機は高温の水や温風を使います。運転中は排気口を布でふさがず、手や顔を近づけません。上に薬、食品、紙袋などを置かないようにします。
途中で扉を開ける必要がある場合は、機種が指定する停止操作を行い、蒸気が弱まるまで待ちます。急に開けると熱い蒸気が顔や手へ当たるおそれがあります。扉へ体重を掛けたり、開いた扉へ物を置いたりしません。
終了音が鳴っても、食器や庫内は熱いことがあります。まず少し離れて扉を開け、蒸気を逃がします。厚手の手袋だけを頼りにせず、取扱説明書が示す時間と方法に従います。
操作表示が小さく見えにくい場合は、運転コースを一つに決め、開始と終了を家族と確認します。自動運転中に外出するか、夜間に使うかは説明書を確認し、異常へ気づけない使い方を避けます。
水漏れ、焦げ臭さ、異音があれば使用を止める
消費者庁は、ビルトイン式を含む食器洗い乾燥機の重大製品事故を公表しています。ただし公表時点で原因が確定していない事例もあります。特定の型を一律に危険と決めず、型番と製造番号でリコール対象か確認します。
製造事業者の事故情報には、長期使用、水槽周辺からの水漏れ、部品の劣化などが検討された火災事例があります。床や収納内部の水滴、錆、焦げ臭さ、異音、停止の繰り返しを『古いから仕方ない』と放置しません。
異常に気づいたら運転を止め、触れて安全な範囲で給水栓や電源について説明書の指示を確認します。ぬれた床で電源プラグに触れず、ビルトイン型を自分で引き出したり、内部へ工具を入れたりしません。
煙や炎が出ている場合は、扉を開けて確認しようとせず、周囲へ知らせて安全な場所から119番へ通報します。水漏れだけでも階下へ影響する可能性があるため、賃貸では管理会社へ早めに連絡します。
月一回、残さいフィルターと機器情報を家族と確認する
運転後に残さいフィルターを外すときは、庫内が冷めてから行います。食べ物のかす、ガラス片、魚の骨などに素手で触れないようにします。清掃できる部品と方法は機種ごとに違うため、説明書を見ます。
月一回の確認表には、型番、製造番号、購入または設置時期、専用洗剤名、異常表示、清掃日、相談先を書きます。リコール情報サイトで型番を検索し、対象なら事業者の指示に従います。
決め手は、専用洗剤を見分けられ、無理なく食器を並べ、熱い蒸気を避けて使えることです。保留点は、床の水滴、扉の閉まり、長期使用年数です。次の確認先は製造事業者、販売店、管理会社です。
Villageナビで住まいを比べるときは、食洗機の有無だけでなく、型番、扉を開けたときの通路、給排水周辺の見やすさを確認しましょう。設置状況、修理負担、設備条件は最新資料と担当者の説明で確かめてください。
まとめ
食器洗い乾燥機には専用洗剤を使い、長い菜箸や軽い小物が庫内へ落ちないように入れます。運転中と終了直後は蒸気や熱い食器に注意します。泡、水漏れ、焦げたにおい、異音があれば使用を止め、分解せず製造事業者や管理会社へ相談してください。型番と製造番号を控え、リコール情報も確認します。
よくある確認事項
普通の台所用洗剤を少しだけ使ってもよいですか?
使いません。少量でも泡が大量に出ることがあります。取扱説明書で指定された食器洗い乾燥機専用洗剤を使ってください。
運転終了後、すぐ扉を開けてもよいですか?
食器や蒸気が高温の場合があります。説明書の手順に従い、顔や手を近づけずに開け、熱が下がってから取り出します。
床に水滴がある場合はどうしますか?
運転を止め、ぬれた場所で電源に触れません。給水・排水の操作は説明書を確認し、製造事業者、販売店、賃貸の管理会社へ連絡してください。
参照情報
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