Villageナビシニアの住まいコラム
暮らしの安全・防災

シニアの電気アイロン事故を防ぐ|やけど・置き忘れ・コード

電気アイロンの事故を防ぐ要点は、熱いまま手を離さないことと、作業を中断するときに必ず電源を切ることです。自動電源オフ機能があっても、それだけに任せず、プラグを抜いて冷めるまで見守ります。 たとえば、アイロン中に電話が鳴り、立てたまま別の部屋へ行く場面を考えます。数分で戻るつもりでも、会話が長くなれば、衣類や台へ熱が伝わり続けます。まずスイッチを切り、プラグ本体を持って抜いてから移動します。 確認する順番は、作業場所、コード、温度と蒸気、使用後の冷却です。握力や記憶に不安がある日は無理をせず、衣類スチーマーへの変更も含め、本人が安全に続けられる方法を家族と比べましょう。

始める前に、熱いアイロンの置き場所を一つ決める

アイロン台は、ぐらつかず、周囲を歩く人の通路に出ない場所へ置きます。床に座って使うと立ち上がるときに熱面へ手をつくおそれがあるため、椅子や立位の安定性に合う高さを選びます。途中で手を離すときは、メーカーが指定する向きで置ける場所を先に決めます。

台の周りから新聞、衣類の山、カーテン、ビニール袋を離します。仕上げる衣類と、終わった衣類の場所も分けます。置き台が衣類で隠れると、熱い面を誤って下向きに置く原因になります。

コンセントまでコードが届かない場合、通路を横切る延長コードで間に合わせないようにします。机や椅子の脚でコードを踏む配置も避けます。作業場所を移すか、取扱説明書と定格を確認した配線方法を選びます。

家族と同居している場合は、始める前に『今からアイロンを使う』と伝えます。ペットや来客がコードへ触れないよう、作業中は出入口も確かめます。終わるまで別の家事を重ねないことが、置き忘れ防止になります。

コードの傷と水タンクを、電源を入れる前に見る

NITEによると、2019年から2024年までの6年間に、家電製品のプラグ・コード・コンセント事故は219件ありました。コードへの繰り返しの引っ張りや折れ曲がり、プラグ周辺のほこりは火災につながるおそれがあります。

使用前に、コードの被覆の割れ、変色、つぶれ、根元の曲がり、プラグのぐらつき、焦げた跡を見ます。傷がある場合はテープで巻いて使い続けず、使用を止めて製造事業者や販売店へ相談します。

コードを本体へ強く巻き付けたまま収納すると、根元に負担がかかります。プラグを抜くときはコードを引かず、プラグ本体を持ちます。ぬれた手では触れません。

スチーム式は、取扱説明書で水の種類と量を確認し、電源を切った状態で給水します。入れ過ぎや、使用中の継ぎ足しを避けます。水タンクやふたにひび、漏れ、閉まりにくさがある場合は使いません。

蒸気は体から離す向きへ出し、衣類を着たまま当てない

熱面だけでなく、スチームや熱湯でもやけどをします。消費者庁には、スチームアイロンを持ち上げた際に熱湯が飛び散り、胸や腹にやけどを負った事故情報が報告されています。個別製品の事故原因はそれぞれ異なりますが、蒸気口を顔や手へ向けないことが基本です。

衣類を着たまま、しわを伸ばそうとしてアイロンを当ててはいけません。ハンガーに掛けて使える製品でも、衣類の後ろへ手を入れず、製品が指定する距離と角度を守ります。温度設定は衣類の表示に合わせ、最初は目立たない所で試します。

作業中に来客、電話、トイレなどで離れる場合は、短時間でもスイッチを切り、プラグを抜きます。消防庁は、アイロンなどをスイッチの切り忘れのまま放置すると火災の原因になると案内しています。自動停止は補助機能として扱います。

本体がいつもより熱い、温度が下がらない、スイッチが反応しない、焦げたにおい、煙、異音がある場合は使用を止めます。煙や炎があれば自分で運ばず、周囲へ知らせて安全な場所から119番へ通報します。

使用後は「切る・抜く・冷ます」を声に出して行う

作業を終えたら、『スイッチを切った、プラグを抜いた』と声に出します。チェックカードをコンセントの近くに置き、日付と時刻を書く方法もあります。家族が帰宅後に同じ場所を見れば、確認しやすくなります。

熱いアイロンをすぐ棚や箱へ入れません。取扱説明書で指定された姿勢で、耐熱性があり、倒れにくい場所に置きます。完全に冷めるまで周囲へ衣類を重ねず、コードも熱面へ触れさせません。

冷めた後は、タンクの水を抜く必要がある機種か説明書で確認します。残水の扱いは製品ごとに異なります。本体、コード、計量カップを一か所へ戻し、次回にコードが引っ掛からない向きで収納します。

月一回、温度調節、コード、プラグ、水漏れ、置き台のぐらつきを家族と確認します。古い製品は製造番号を見て、消費者庁のリコール情報サイトや製造事業者の案内も調べます。

やけどは衣服を無理に脱がず、流水で冷やす

やけどをしたら、まず熱源から離れ、患部を水道の流水で冷やします。消防庁は、衣服を脱ぐと水疱がつぶれる可能性があるため、衣服の上から冷やす方法を案内しています。水疱は自分でつぶしません。

皮膚が白い、黒く焦げている、痛みが少なくても深いやけどの可能性があります。顔、手、関節、広い範囲のやけどや、体調の変化がある場合は医療機関へ相談し、緊急性が高ければ119番へ連絡します。

決め手は、中断するとき必ず電源を切り、冷めるまで安全な場所を確保できることです。保留点は、コードの傷、タンクの水漏れ、握力に合う重さです。次の確認先は製造事業者、販売店、医療機関、管理会社です。

Villageナビで住まいを比べるときは、アイロン台を安定して置ける広さ、通路を横切らないコンセント、冷却中の置き場所を見学で確認しましょう。空室や設備、契約条件は最新の物件情報と担当者の説明で確かめてください。

まとめ

電気アイロンは、始める前に置き場所とコードを確認し、離れるときは短時間でも電源を切ってプラグを抜きます。蒸気口を体へ向けず、衣類を着たまま使いません。使用後は『切る・抜く・冷ます』を声に出し、完全に冷めてから収納します。やけどは衣服を無理に脱がず流水で冷やし、深い・広い場合は受診してください。

よくある確認事項

自動電源オフ機能があれば、つけたまま離れてもよいですか?

自動停止は補助機能です。短時間でも離れるときはスイッチを切り、プラグ本体を持って抜いてください。

スチームアイロンへ使用中に水を足してもよいですか?

製品によって異なります。給水方法、水の種類、上限量を取扱説明書で確認し、使用中の自己判断での継ぎ足しは避けてください。

やけどの水疱はつぶした方がよいですか?

つぶさず、流水で冷やします。深い、広い、顔・手・関節のやけど、体調変化がある場合は医療機関へ相談してください。

参照情報

総務省消防庁|電気器具の安全な取扱い確認日:2026-10-12
NITE|プラグ・コード・コンセントの事故で気をつけるポイント確認日:2026-10-12
消費者庁|スチームアイロンで火災等の重大製品事故確認日:2026-10-12
総務省消防庁|熱傷の手当確認日:2026-10-12
消費者庁事故情報資料|スチームアイロンによる熱湯やけど事例確認日:2026-10-12

サービス・契約条件は物件や時期によって異なります。最新情報は各案内先でご確認ください。

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