Villageナビシニアの住まいコラム
費用の考え方

シニア賃貸の家賃滞納|遅延損害金・督促・相談先を確認

家賃の支払いが遅れそうだと分かったら、支払日を過ぎるまで待たず、管理会社や賃貸人へ連絡してください。黙ったままにすると、督促状や保証会社からの請求が届き、元の家賃以外の金額も確認しなければならなくなります。 家賃の遅延損害金は、すべての契約で同じではありません。契約書に特約があるか、何日分をどの率で計算したかを請求明細で確かめます。金額に疑問があっても、自己判断で支払いを止めず、未払い家賃と追加請求を分けて相談することが大切です。 ここでは、支払日前の連絡、督促内容の読み方、保証会社への対応、公的な家賃支援の順に説明します。通帳、契約書、請求書を手元に置き、いつ、誰へ、何を伝えたかを一枚のメモに残しましょう。

支払日前に金額と入金予定日を伝える

年金の受取日と家賃の引落日が合わない、医療費が重なった、口座残高が足りないと気づいたら、契約書にある管理会社または賃貸人へ連絡します。「支払えません」だけで終わらせず、足りない金額、入金できる予定日、今月だけか続く見込みかを伝えます。

国土交通省の賃貸住宅標準契約書では、借主は契約書の頭書に記載された方法に従って賃料を支払う形になっています。まず自分の契約書で、支払期限、振込先、口座振替日、連絡先を確認してください。標準契約書はひな形であり、実際の契約内容が優先されます。

電話した日時、担当者名、回答をメモし、可能ならメールや書面でも残します。分割払いや支払日の変更は当然に認められるものではありません。提案を受けた場合は、支払額と日付、追加費用、次月以降の扱いを書面で確認します。

督促状は元金と追加請求を分けて読む

督促状が届いたら、対象月、未払い家賃、共益費、遅延損害金、督促手数料などを一項目ずつ読みます。すでに払った月が含まれていないか、通帳や振込明細と照合します。口座振替の再請求日がある場合は、先に振り込むと二重払いにならないか確認します。

国土交通省の相談対応事例集は、賃料支払いが遅れた場合の遅延損害金について、特約がなければ法定利率、特約があればその内容に従うという考え方を示しています。法務省は2026年4月1日以降の法定利率も年3%と案内していますが、自分の請求額は契約日や特約で異なるため、明細で確認してください。

計算の根拠が分からないときは、「元の家賃はいくらか」「適用した年率」「計算した日数」「手数料の契約条項」を書面で尋ねます。納得できない追加費用があっても、連絡を途切れさせず、管理会社、消費生活相談、法律相談へ資料を持って相談します。

保証会社からの請求は立替月と内訳を見る

家賃債務保証会社を利用していると、保証会社が賃貸人へ家賃を立て替えた後、借主へ請求する場合があります。管理会社への支払いと保証会社への支払いを重ねないよう、立替対象月、請求元、振込先、元金、手数料を確認します。

電話やSMSだけで口座を案内されたときは、契約時の保証会社名と一致するか、契約書や公式窓口で確かめます。暗証番号やインターネットバンキングのパスワードは伝えません。不審な請求は、その連絡に返信する前に契約書記載の窓口へ確認します。

保証契約の更新料や月額保証料と、滞納分の請求は別の項目です。何月分の家賃を誰に払えば残高がゼロになるのか、支払後に確認書をもらえるかを尋ねます。家族が支払いを手伝う場合も、同じ明細を共有して二重送金を防ぎます。

一度の遅れでも書類を捨てず早めに相談する

支払いを終えても、督促状、振込控え、通帳の記録、メールを保管します。次の月に入金がどう処理されたか、管理会社の残高確認で確かめます。口座振替が再開する時期も確認し、カレンダーへ記入します。

収入減少が続く場合は、家賃だけでなく、光熱費、保険料、通信費を含めた毎月の収支を一枚にまとめます。年金額や預貯金を家族へ見せたくない場合でも、公的窓口には必要な範囲で状況を伝えると、使える制度の案内を受けやすくなります。

厚生労働省の生活困窮者自立支援制度には、自立相談支援と住居確保給付金があります。住居確保給付金は離職や収入減少など一定の要件があり、申請や相談は最寄りの自立相談支援機関で受け付けています。年齢だけで対象になる制度ではないため、条件と必要書類を窓口で確認してください。

次に確認する順番を決める

今日中に確認するのは、未払いの対象月、元の家賃額、支払期限、連絡先です。次に、遅延損害金や手数料の根拠、保証会社の立替の有無、再引落日を確認します。最後に、翌月も不足するかを家計表で見ます。

退去を急かす連絡や強い督促を受けて不安なときは、一人で判断せず、自治体の自立相談支援機関、消費生活センター、法テラスなどへ契約書と請求書を持参します。個別の契約解除や法的効果は事情で異なるため、専門窓口へ確認してください。

決め手は、支払える日と金額を早く伝え、書面で合意を残すことです。保留点は追加請求の計算根拠と保証会社の残高です。次の確認先は管理会社、賃貸人、保証会社、公的相談窓口です。住み替えが必要になった場合は、Villageナビで月額上限を決めて物件を探せます。

まとめ

家賃滞納は、支払日前から管理会社または賃貸人へ連絡し、金額と入金予定日を伝えます。督促状では元の家賃、遅延損害金、手数料を分け、契約書の特約と計算期間を確認します。保証会社の請求は立替対象月と残高を照合し、収入減少が続くときは自立相談支援機関や住居確保給付金の窓口へ早めに相談してください。

よくある確認事項

家賃が1日遅れただけでも連絡した方がよいですか?

はい。入金予定日と金額を管理会社または賃貸人へ伝え、再引落や振込方法を確認します。連絡日時と担当者名も残してください。

遅延損害金は必ず年3%ですか?

一律ではありません。契約書に特約があるか、対象時期の法定利率、計算日数を確認します。請求明細の年率と根拠条項を管理会社へ尋ねてください。

保証会社と管理会社の両方から請求が来たらどうしますか?

同じ月の家賃を二重に払わないよう、保証会社が立て替えた月、元金、手数料、支払先を双方へ確認します。契約書記載の公式窓口を使ってください。

収入が減って家賃を払えない場合の相談先は?

自治体の自立相談支援機関へ早めに相談してください。住居確保給付金は収入・資産・求職活動などの要件があるため、対象かどうかと必要書類を窓口で確認します。

参照情報

国土交通省|賃貸住宅標準契約書確認日:2026-10-17
国土交通省|民間賃貸住宅に関する相談対応事例集確認日:2026-10-17
法務省|令和8年4月1日以降の法定利率について確認日:2026-10-17
厚生労働省|生活困窮者自立支援制度確認日:2026-10-17
厚生労働省|住居確保給付金 申請・相談窓口確認日:2026-10-17

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