シニア賃貸の固定電話と携帯電話|緊急通報・停電・費用を比較
固定電話を残すか、携帯電話だけにするか。結論は、毎月の料金だけでなく「急いで助けを呼べるか」「停電や充電切れに備えられるか」で決めます。 固定電話でも、ひかり電話は停電時に緊急通報を含む通話ができません。携帯電話は持ち歩けますが、充電切れや電波状況に注意が必要です。どちらか一方が必ず安全とは限りません。 たとえば夜中に転倒した場合、枕元から電話へ手が届くか、住所を口頭で伝えられるか、家族がその番号を知っているかで対応が変わります。まず緊急通報、次に停電・充電、最後に操作と費用を比べましょう。
110・119は「つながる」だけでなく住所の伝え方を確認する
NTT東日本は、ひかり電話から110・119・118へ発信すると、契約者の住所・氏名・電話番号が通報先へ通知されると案内しています。ただし一部の消防は例外です。契約名義と今住んでいる住所が一致しているか、契約書や請求画面で確かめます。
NTTドコモの携帯電話は、110・118・119へ発信した際、通報を受ける機関へ発信場所の情報を自動通知する仕組みがあります。ただし、電波状況などにより正確な位置を確認できないことがあります。携帯電話から通報するときも、最初に市区町村、建物名、部屋番号を口頭で伝えます。
玄関付近と電話機のそばに、住所、建物名、部屋番号、目印を大きな文字で置きましょう。救急情報カードの記事で作った持病・薬・家族の連絡先と同じ場所に保管すると、慌てたときも確認しやすくなります。
高齢者向け緊急通報装置を使う人は、電話回線なら何でも接続できると思わないことが大切です。NTT東日本は、ひかり電話を緊急通報装置の回線として利用できない場合があると案内しています。装置の事業者と通信会社の両方へ、機種名を伝えて確認します。
停電と充電切れは別の弱点として備える
ひかり電話は、停電すると緊急通報を含む通話ができません。無停電電源装置で一定時間使える場合はありますが、機器の対応や利用時間は契約先へ確認が必要です。「固定電話だから停電時も必ず使える」と決めつけないでください。
携帯電話は住宅の電源が止まっても端末の電池が残っていれば使えます。ただし基地局の障害、混雑、屋内の電波、充電切れの影響を受けます。普段から電池残量を同じ時刻に確認し、充電器は床にコードを渡さず手の届く場所へ置きます。
停電時の代替手段を一つ決めます。携帯電話を主に使うならモバイルバッテリー、ひかり電話を主に使うなら充電済み携帯電話や近所の公衆電話の場所を確認します。予備機器は、本人が一人で接続・操作できるか試しておきます。
災害時は電話が混み合うことがあります。家族とは、通話できないときにSMSを送る、連絡がない場合は管理会社や近隣の協力者へ確認するなど、次の行動を紙に残します。
操作性は受話器・音量・持ち歩きで比べる
固定電話は決まった場所にあり、受話器を上げて番号を押す動作が分かりやすいことがあります。一方、寝室や浴室から離れていれば、転倒時に届きません。子機を使う場合は、充電台へ戻せるか、停電時の扱いも確認します。
携帯電話は持ち歩けますが、画面ロック、着信拒否、消音、アプリの位置が分からなくなることがあります。よく連絡する家族を短縮登録し、緊急通報をロック画面から行う手順を、実際の端末で家族と試します。
聞こえやすさは機種と設定で変わります。着信音、通話音量、バイブレーション、画面の文字サイズを本人の普段の環境で試してください。補聴器を使う場合は、販売店や補聴器の担当者へ相性を確認します。
電話番号を各種契約の連絡先にしている場合は、固定電話を解約する前に、銀行、保険、病院、管理会社、家族への登録を見直します。認証コードを固定電話で受け取っていないかも確認します。
費用は月額だけでなく機器と解約後の手間まで比べる
比較表には、基本料、通話料、端末代、回線工事、オプション、故障時の連絡先を書きます。携帯電話とのセット割や期間限定料金は、終了後の金額も確認します。個別料金は契約内容で変わるため、最新の請求書と通信会社の案内を使います。
固定電話を残す決め手は、本人が迷わず操作でき、緊急通報装置や家族の連絡網に必要なことです。携帯電話だけにする決め手は、持ち歩けて充電管理を続けられ、室内の電波が安定していることです。
保留点は、停電時の代替手段、緊急通報装置との接続、番号変更の影響です。次の確認先は通信会社、装置の提供事業者、管理会社です。住み替え時は、回線工事の可否と配線位置を物件担当者へ確認してください。
まとめ
固定電話と携帯電話は、緊急通報、停電・充電、操作性、費用を分けて比べます。ひかり電話は停電時に使えない点、携帯電話は位置情報だけに頼らず住所を口頭で伝える点が重要です。本人が実際に操作し、代替手段と確認先を決めてから選びましょう。
よくある確認事項
ひかり電話は停電中も119番へかけられますか?
原則として停電時は緊急通報を含む通話ができません。対応する無停電電源装置で一定時間使える場合があるため、通信会社へ確認してください。
携帯電話なら住所を言わなくても場所が伝わりますか?
位置情報が通知される仕組みはありますが、正確に確認できない場合があります。市区町村、建物名、部屋番号、目印を口頭でも伝えてください。
固定電話を解約する前に何を確認しますか?
緊急通報装置との接続、停電時の代替手段、銀行や保険などの登録番号、家族・管理会社の連絡網を確認します。
参照情報
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